NISA積立投資の始め方に迷いがある方は多いかと思います。
特に、何から始めて良いのか分からず、証券会社や銀行が勧めるまま不安を感じている方も多いでしょう。
また、他人の言うままに分らず始めた方もいらっしゃると思います。
適切な情報は欠かせませんが、投資時期を逃すまいと不安のままよく理解できず始めた方も多いと思います。
実は私もその一人ですが、勉強を重ねています
本記事では、NISAの基本的な概念から、投資信託の選び方、ポートフォリオの構築方法までを詳しく解説します。
私自身、NISAを活用して資産形成をして来ました。
最初から全てを理解したわけではなく、始めなければ損と言う感覚でスタートしました。
その経験をもとに、効果的な運用方法や資産形成に向けた長期投資の重要性を理解してきましたので、お伝えします。
この記事を読むことで、投資に対する理解が深まり、将来的に安定した収入を得るための第一歩を踏み出すことが出来れば幸いです。
投資は自己判断・自己責任ですが、賢く行えば自分の未来を切り開く可能性の一つです。
今すぐNISA積立投資を始めてみることをお勧めします
NISA積立投資の基本概念を理解しよう
NISA積立投資の基本概念を理解することで、資産形成の第一歩を踏み出すことができます。
まずは、NISAとは何かについて知ることが重要です。
NISAは税制優遇のある投資口座であり、非課税の恩恵を受けながら、資産を形成することができます。
また、積立投資のメリットについても触れさせていただきます。
少額からコツコツと資産を積み上げることで、リスクを分散しながら長期的な投資を実現することが可能です。
NISAとは何か
NISAとは、少額投資非課税制度のことで、日本政府が個人の資産形成を促進するために設けた制度です。
この制度では、一定の金額内で得た投資の利益が非課税となります。
NISAは大きく分けて成長投資枠(年間240万円)と積立投資枠(年間120万円)に分れ本記事では、年間120万円までの投資利益が無税になる積立投資について説明します。
NISA積立投資では年間120万円までの積立投資が可能です。このため、初心者が投資を始める際のハードルが下がり、長期的な資産形成に役立つものとなっています。
税金の心配が少ないことから、資産運用を検討している方にとって非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
将来の安心を得るために、NISAを上手に利用することが大切です。
積立投資のメリット
積立投資は、定期的に一定額を投資する方法で、リスクを分散させる上で有効です。
この方法は価格変動の影響を受けにくく、平均購入価格を平準化できます。
以下に具体的説明をしますが、毎月2万円を積立てた場合、価格が低い時期は口数を多く購入、高い時期には口数を少ない購入するようになります。
このようにして、投資資産の成長を支えることができるのです。また、少額から始められるため、自己資金に対する負担も少なく、多くの方が続けやすいメリットがあります。
積立投資は長期的な視野を持ちつつコツコツと資産を増やす方法として、特に資産形成を考える方におすすめです。
以下具体例は、投資信託の積立投資として毎月2万円を1年半積立投資をした例を示します。
始値10,000円から山あり谷あり、ここで嫌にならず戻りの山を登り終値16,000円で全て売却をしたとします。
買取の総口数は、41.9口で終値16,000円を掛けると、670,400円で総投資額360,000円に対して約31万円の利益で、収益率としては86%、年利で57%です。
このように例え、買い始めより価格が下がる時期が有っても、その時期は定額の積立額に対し買取の口数が多くなるので、売却時に高値をつけていれば、多くのリターンが得られます。
時分割の積立投資はドルコスト平均法とも呼ばれ、たとえ価格を下げても最終的に売却時に買値より高くなっていれば、多くの利益を生む手法です。
気をつけなければならないのは、売却時の価格です。
また、S&P500など海外の投資物件は売却時の為替も絡みますので注意です。
資金の余裕が有れば積立は停止してもそのまま置いておいて、良い時に現金化をしても良いです。
NISAの口座開設方法
NISA口座の開設は、比較的簡単なプロセスで行うことができます。
まず、金融機関を選ぶ必要があります。大手の銀行や証券会社、オンライン証券などが選択肢となります。
私は、楽天証券やSBI証券などのネット証券をお薦めします。
理由として、以下のメリットがあります。
- 手数料が人を介在する窓口より非常に安いこと
- 24時間いつでも自分の口座にアクセスできること
- 会社四季報や投資信託の情報がいつでも検索閲覧できること
- また楽天証券などでは楽天銀行と併用して使えば、証券口座と銀行口座の連結で非常に楽に運用できること
ネット証券の口座開設には、必要な書類として本人確認書類やマイナンバーが求められるます。
手続きはオンラインで完結でき、数日中に口座が開設されるます。
オンライン証券の口座開設については別途記事にいたします。
口座を開設した後は、積立投資や定期的な投資信託の購入を行うことができ、長期的な資産形成を進めることが可能です。
ネット証券でNISAを活用することで、投資初心者でも安心して資産運用ができる環境が整います。
投資信託選びのポイントを押さえる
投資信託を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
投資信託の積立投資は長期的展望で選ぶべきで、将来的な経済状況をある程度情報を集め分野を決めて行うと良いと思います。
また対象国が国内か海外かで、海外の場合為替が関係してきますので売却時の為替動向も注意が必要です。
運用コストも高いと利回りにも影響しますので、しっかりとネット内で比較検討することも大切です。
次に、信託の種類を理解することも重要です。さまざまな種類の信託が存在し、それぞれの特性を把握することで、自分の投資目的に合った選択が可能になります。
運用実績を比較することによって、どの信託が信頼できるかを判断する材料になるでしょう。
これらの要素を考慮して、賢い投資信託選びを実現しましょう。
運用コストを確認する
投資信託を選ぶ際、運用コストの確認は重要です。
運用コストとは、ファンドを運営するためにかかる費用であり、これには信託報酬や売買手数料などが含まれます。
これらのコストが高いと、利益が減少してしまいます。
例えば、信託報酬が年間1%と0.5%の2つのファンドがある場合、長期運用では後者の方がより多くの利益を得られる可能性があるため、慎重に比較することが必要です。
また、他の投資信託と比べて運用コストが適正かどうかも確認すると良いでしょう。これにより、長期的な資産形成をサポートするファンドを見つける手助けになります。信託のコストを理解し賢く選ぶことで、投資の成果を最大限に引き出すことができます。
信託の種類を理解する
信託の種類を理解することも投資信託選びのポイントです。
一般的に投資信託には、株式、債券、不動産などの資産に投資するものがあります。
また対象が、国内か海外かも重要です。
現状況では、海外が対象のS&P500やオールカントリーなどが値上がり率が非常に良く人気ですが、売却時に円高になっていると折角の利益も為替により、利益が吹っ飛んでしまうなどのことも起こりえます。
海外が対象のものは為替の将来的変動も注意が必要です。
株式型の投資信託は高いリターンが期待できる一方で、市場の変動に大きく影響を受け、リスクも高いです。
他方、債券型はより安定した収益が見込まれますが、リターンは低めです。
初心者の場合は、リスクを分散できるバランス型や複数の資産に分散投資するファンドを選ぶことが、魅力的な選択肢となるかもしれません。
また毎月の積立投資枠の中でも、1万円をS&P500、5千円をオールカントリー、1万円を国内のTOPIXなどとポートフォリオを組むことも良いです。
自分のリスク許容度に合った信託の種類を選び、自分なりにポートフォリオを組むことが資産形成の鍵となります。
運用実績を比較する
運用実績を比較することは、投資信託を選ぶ上で欠かせないプロセスです。
過去の運用実績は、将来の成績を保証するものではありませんが、運用の安定性や運用方針の実力を測る指標となります。
具体例として、同じ投資テーマに沿った2つのファンドがあるとしましょう。
一方が近年の市場の変動に関わらず安定した成績を維持している一方で、もう一方は大きな不足を出した場合、前者の方が信頼性が高いと言えます。
また、運用実績の比較を行う際は、単年だけでなく、3年、5年、10年などの長期的な視点で分析することが重要です。
これにより、経済の変動に対するファンドの耐性を確認できます。
運用実績や運用方針をしっかり検討して、信託を選ぶことで、資産運用に自信を持つ手助けとなるでしょう。
積立投資ポートフォリオの組み方と考え方
積立投資におけるポートフォリオは、NISAの場合年間120万円まで、月額10万円までと決まっていますので、
その枠の中で、自分の積立の月額を決め、その中の30%をS&P500、20%をオルカン、残りを国内インデックスなどと分散をして長期的な利益とリスク回避を目的に割合を組む方法です。
ポートフォリオの定義
ポートフォリオとは、資産を異なる投資商品やアセットクラスに分散させることで、リスクを軽減しながらリターンを最大化するための方法です。
例えば、投資信託や株式、債券、リート(不動産投資信託)、ゴールドなど、異なる性質の資産を組み合わせることで、経済状況や市場の変動に対する耐性を高めることが可能です。
このような多様なポートフォリオは、特に長期的な視野での資産運用において重要な役割を果たします。
リスクを分散することで、一つの投資が失敗しても他の投資がその損失を補う可能性があるため、安心感を得ることができるのです。
将来への不安を和らげる方法として、ポートフォリオの理解は非常に有意義です。出典:投資教育プログラム(日本証券業協会)
目的に応じた構成
ポートフォリオを構成する目的は、投資家それぞれのライフステージやリスク許容度に応じて異なります。
例えば、将来の資産形成を目指す場合、リスクを取れる若い世代であれば、株式や投資信託の割合を高めに設定することが一般的です。
一方で、安定的な収益を期待する場合は、債券の割合を増やすことでリスクを抑える方法があります。
このように、自分自身の資産形成の目的に基づいて、資産の配分を見直すことが重要です。また、例えば老後資金の形成を考える際には、時間をかけて積立投資をすることで、リスクを分散しつつ資産を増やしていくことが効果的です。
資産形成に向けた長期投資のすすめ
資産形成を進めるにあたって、長期投資の重要性について知識を深めることは非常に有意義です。
長期投資は、市場の短期的な変動に惑わされず、時間を味方につけて資産を育てる方法です。
ここでは、長期投資の基本概念を掘り下げ、投資を行う際のメリットとデメリットについても明らかにしていきます。
長期投資の基本概念
長期投資の基本概念は、資産形成において非常に重要な要素です。
これは、一時的な市場の変動に左右されず、時間をかけて資産を増やしていく方法です。
特に、NISAを活用した積立投資は、少額から始められ、税金の優遇が受けられるため、初心者にも適しています。
投資信託を利用することで、多くの資産クラスに分散投資が可能になり、一つの資産にかかるリスクを軽減できます。
さらに、投資期間が長くなることで、複利の効果を享受しやすくなります。
このように、長期投資は計画的な資産形成を目指す上で、非常に効果的なアプローチといえます。
メリットとデメリット
長期投資にはメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、市場の短期的な変動に左右されにくく、冷静に資産運用を続けやすい点があります。
また、時間をかけて投資を行うことで、価格の上下による影響が平均化され、リスク管理が行いやすいことも挙げられます。
一方で、デメリットとしては、投資の成果が短期間で実感しにくいことや、長期にわたる資金拘束のリスクが考えられます。
実際に、長期投資を行った投資家の方が、短期投資を行った投資家よりも長期間において資産形成が上手く進んでいるケースが多いです。
高収益を目指すための運用のコツ
高収益を目指すための運用には、戦略的なアプローチが欠かせません。
現時点では米国を対象とした投資信託の上昇率が大きいですが、来年のトランプ政権の発足とともに将来の国際状況や需給関係、為替動向も大よその動きを考え注視が必要です。
積立の投資信託にも色々の分野があります。
国内株式、米国株式、その他の国の株式、金などのコモディティ、AIやインフラなど専門分野を対象とした投資信託など、資産をどう配分するかが、投資の成功に大きく影響します。
さらに、長期的視点での運用の重要性も理解しておきましょう。
短期的な利益を追求するのではなく、長期的に成長を見込む視点が求められます。
これらの要素をしっかりと押さえることで、より効果的な運用が期待できます。
リスク管理の重要性
リスク管理は、投資において非常に重要な要素です。
特にNISA積立投資や投資信託を利用する場合、リスクを理解し適切に管理することで安心して資産を増やすことが可能になります。
例えば、米国株式と日本の債券を組み合わせることや分野を分けることにより、株式市場の変動や為替変動によるリスクを軽減することができます。
データによると、分散投資を行ったポートフォリオは、1つの投資商品に集中した場合に比べて、リスクが約30%低下することが確認されています。
リスクを分散することで長期的に安定した運用が可能となります。
資産配分の考え方
資産配分は、投資信託やNISA積立投資において非常に重要な考え方です。
資産をどのように配分するかは、予想されるリターンやリスクの許容度によって大きく異なります。
例えば、リスクを取れる若年層であれば株式の比率を高めにすることが一般的ですが、長期的な資産運用を目指す場合、堅実な債券や安定した配当株を組み入れることで、利益を得ながらもリスクを抑えることが求められます。
一般的には、年齢に応じてリスク資産の割合を調整する方法が推奨されています。アセットアロケーションを見直すことで、資産形成の向上が期待できます。
長期的視点での運用
長期的な視点での運用は、資産形成において重要です。
短期的な市場の変動に惑わされることなく、地道に積立を続けることで、複利の効果を享受できるからです。
上記で説明したように、毎月定額で積立てる積立投資は、価格が低い時に多くの口数を購入でき、逆に価格が高い時には少ない口数で購入することになります。
これにより、平均購入単価を下げることが可能です。
実際、過去の投資信託のデータによると、積立投資を行った場合、資産が10年後には約2倍になるケースも少なくありません。つまり、長期的視点を持ち、計画的に投資を続けることが成功の鍵となります。
投資初心者が知っておくべき注意点
投資初心者には、知識と経験を積むことが大切です。
まずは投資のリスクを理解することが不可欠です。
リスクとは何か、どのように管理するのかを理解することで、投資に対する不安を軽減できます。
また、情報収集の重要性も忘れてはいけません。
市場が常に変動する中で、信頼できる情報源を選び、知識を更新することが成功への第一歩です。
さらに、資産運用の目標設定が重要となります。具体的な目標を持つことで、投資行動の指針が明確になり、計画的な運用が可能となります。
投資のリスクを理解する
投資にはリスクが伴います。
特に、NISA積立投資や投資信託を通じて資産を増やす場合、投資対象の値動きによっては元本が減ってしまう可能性もあります。
リスクを理解することは、投資を始める上で非常に重要です。
例えば、過去のデータによると、株式市場は長期的には上昇傾向にあるものの、短期的には上下することがあるため、初心者が安易に投資を決定することはリスクを高める要因になります。
これに対処するためには、自身のリスク許容度を確認し、適切な資産配分を考えることが必要です。分散投資を行うことでリスクを軽減する手法もありますので、ぜひ検討してみてください。
情報収集の重要性
情報収集は成功する投資において欠かせない要素です。
定期的に市場や経済に関する情報を仕入れることで、適切なタイミングでの投資判断が可能になります。
信頼できるメディアや専門家のブログ、投資関連の書籍やYoutube動画などからも情報を得ると良いでしょう。
情報を収集する際は複数の情報源から確認することが大切です。
単一の情報では誤解や偏りが生じる可能性があるため、幅広く情報を集め、整理する力も求められます。
これにより、投資信託やNISAの利用時にも自信を持った判断ができるようになります。
資産運用の目標設定
資産運用の目標設定は、投資戦略を決定する際の重要なステップとなります。
具体的な数値目標を定めることで、投資の目的が明確になり、モチベーションの維持にもつながります。
例えば、10年後に住宅購入を考えている場合、そのために必要な資金を明確にし、月々の積立額を設定することが効果的です。
さらに、目標は短期的なものと長期的なものに分けて考えることも勧められます。
短期的な目標は投資信託を利用した積立投資などで、身近な財務目標を形成しつつ、長期的な資産形成にも繋げていくと良いです。
まとめ
今回はNISAを活用した積立投資での資産形成の方法を紹介しました。
NISAは少額投資非課税制度を通じて投資のハードルを下げる優れた制度です。
この制度を利用することで、税負担を抑えつつ資産を効率的に増やすことが可能となります。
特に長期的な視点での積立投資は資産形成を目指す方には最適な手段です。
NISA口座の開設方法や投資対象資産の選び方については別途記事にします。
これらの情報をもとに、読者の皆様が自分自身の投資戦略を見直し、実行に移すきっかけとなれば幸いです。
NISAは資産形成の強力な味方ですのでぜひ活用してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。